今回、会うことになったのは、某大手企業会社員の翻訳家。
二十代で、その金額を出してもらうのは、かなり優秀な証である。
会うのが楽しみである。
最近、国家資格従事者とばかり会っていたからか、会社員という職業に会うのが、新鮮である。
まぁ、俺も会社員なので、同じような環境なので立場などは理解出来る気がする。
国家資格従事者の人たちは、俺にとってはかなり新鮮だったから面白くはあったけど、俺の仕事とは結構違うな。という印象を持った。
それはそれで、結婚相手として問題は無いが、お互いの仕事内容に対して距離感というか理解度は低いとは思う。
けど、結婚してお互い自分の世界を相手に知ってもらって世界が広がっていくのも楽しいと俺は思っている。
だから、最近は国家資格保持者などと会ってることが多かった気がする。
今回は初めての会社員ということで楽しみだ。
第一印象は、ストレートが綺麗な黒髪の知的美人。
ハキハキとしていて、爽やかだ。
趣味は、マラソンだそうだ。
会社の人の影響で、去年から始めたそうで、どっぷりとハマったらしい。
今年は、レースに出るのが目標らしい。
知的な上にスポーツウーマンである。
しかも、すごく話しやすい。
フレンドリーな上に、頭の回転の良さを感じる。
婚活を始めてみて思うのだが、合コンで会う女子より婚活で会う女性の方が知的な感じがする。
まぁ、合コンは夜の開催で、酒も入るので、そのへんも違うかもしれないが。
今のところ、俺が会う女性はソコソコレベルの女性が多い。
婚活をする男はメタクソに言われてるが、女性は結構レベルが高い気がする。
ちなみに俺は、婚活中の男の中では上位に入ると自負している。
それなりの学歴、年収、容姿だと思っている。性格もまぁ一般的な方である。
だから、婚活で会えてる女性の質が良いのかもしれない。
ちなみに、翻訳家の女性は帰国子女で理系である。
英語が出来る人は世間にはゴロゴロいるから、専門分野を英語で出来る人はソコソコ強いらしい。
しかし、一度職を退職したら、同じような待遇の職場を見つけるのは大変だから、結婚しても仕事は続けたいそうだ。
将来、家庭を築いた時に自宅で仕事が出来るかもしれないと思い、この職業を選んだそうだ。
ほー、将来設計が良く出来ている!と感心した。
この人だったら、俺の将来を一緒に歩んで行くのに安心な気がする。
家庭を上手く切り盛りしてくれそうである。
婚活で、会う女性に毎回思うが、なぜこの人が結婚相談所に在籍しているのか???
と思う。
なので、失礼と毎回思うが聞いてしまう。
翻訳家「一度、翻訳とは違う違う会社に新卒で入社して、
働きながら英語の勉強をしてTOEICがソコソコの点数になったので、
今の会社に入社したので、自由な時間が無かったんです。
それで、会社に転職したらしたで、慣れるまで必死で。
最近、やっと心に余裕が出来たので、婚活をしてみようかと思って。
実は友達のお姉さんが婚活で、結婚したんです。
それを友達から聞いて、私もやってみようかと思って。」
あー、なるほど成功体験者の声を聞いて、結婚相談所に入会したのか。
そうか、仕事と勉強の両立は大変であろう。
努力家だな。
フレンドリーで、会話のウィットにも富んでいて会話も楽しい。
真面目に努力して今のキャリアを築いている。
うーむ、また会いたい。
やばい、また会いたい女性が多く出てきたから、今メッセージで面接の予約している人達との面接がめんどくなってきた。
面接の予約入れすぎたな。
こんなに婚活で魅力がある女性に出会うなんて想定外だった。
弁護士、医師、薬剤師2と翻訳家。
流石に多いな。
これにプラスして、新規の面接も入っている。
これだと週末だけだとさばききれない。
残業のない日に、夕食を一緒にとるような会合にするか。
新規の人との初回は面接と言っているが、2回目に会う人は何て表現するんだ?
面接2回目?会合?デート?
新規の人との面接と分ける為に、2回目以降は会合と呼ぶことにする。
2回目の人達は、2回目会って人数を絞りたいと思う。
あ、翻訳家の家事スペックを確認し忘れた。
色々、転職のこととか仕事のことを聞きすぎて、すっかり忘れてた。